(再)諦めなかった逆転劇 秋大二次戦 編

1回戦の相手蓼科野沢南小海連合の左腕は一次戦から120K台中盤の速球に変化球を交え、小商を相手に素晴らしい投球術を見せており、ある程度の苦戦は予想していました。試合は想像以上に苦しみました。さらに立ち上がり制球の定まらない二村がツーランスクイズを決められ0対4と引き離されます。そこから登板した相場が流れを引き戻す好投をし、4・5回に1点ずつ返し反撃をしますが捉え切るまでにはいきません。8回に与えた追加点はダメ押しになるダメージがありました。

9回最後の攻撃もツーアウトランナーなし、打席はこれまで苦しんでいた主将の中村。キャプテンとしての初めての大会は相当のプレッシャーがあったのでしょう。自身の打撃が出来ない彼が追い詰められますが、その空気を執念の一打でかき消します。尾友、林が繋ぎ、水澤がレフト頭上を破る殊勲の同点打。勢いそのまま努力家沼野がサヨナラの一打をレフトに放ち、9回2死ランナーなしからの物語。

終了後に流した涙が沢山ありました。きっと不甲斐なかった自分に、そして仲間が繋いでくれた感謝への涙だったのでしょう。  

本当にいいものを見せて頂きました。        くり

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