21世紀枠推薦

先日松本深志高校が21世紀枠推薦校に選ばれました。文武両道はもちろん、連続で県大会上位に食い込んだことが評価されました。秋の県大会では準々決勝で東海大諏訪と延長を戦い逆転で敗れてしまいましたが、コンスタントに結果を残しています。清水監督おめでとうございます。飲み過ぎないように!

平成13年から始まった21世紀枠ですが、この制度が生まれるきっかけになった学校が長野県にある事を知っている方は多くないかと思います。甲子園で夏の決勝が行われている裏で、各県もう一歩で甲子園出場が叶わなかった学校が集まり「裏甲子園大会」が行われるようになっていました。当時田中監督(私の恩師)が率いる長野工業高校もその中にあり、親交深かった箕島高校尾藤監督(故人)とはご縁があり坂城高校も強化練習会に参加させて頂いたものでした。

当時の野球部は盆と正月しか休みがなかった時代でしたが、田中先生は月曜日を安茂里駅からの通学路掃除の日とし、花を飾ったりするなど地域交流に力を入れていました。その姿を見た尾藤監督は「このような学校こそが春の選抜大会に選ばれるべきである」と助言され、トーナメントで敗れた学校の中から選ばれる21世紀枠制度が導入されたのです。

長野工業高校は2003年に初めて夏の甲子園に出場しますが、その年の春に退いていた田中先生はアルプススタンドで勇姿を見つめ、松田監督(現長野吉田高校監督)が指揮をとり智辨和歌山高校に挑みました。

20年目、深志が長野県勢初めて21世紀枠校として選抜されるか、まずはブロック代表になるかです。              くり

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