連合チーム

 今週末は群馬への遠征予定でしたが、感染症予防のため県内校との練習試合に変更になり、土曜日は南信連合、日曜日には北信連合・篠ノ井高校との試合が組まれました。ここ最近では部員数の学校間格差が広がり全国的にも連合チームを組む傾向が強くなり、富山北部*水崎連合が選抜21世紀枠の最終選考まで残った事は記憶に新しいことです。連合チームを組む事について様々な意見や考えがあります。私自身も連合を組んだ事がありますが、当初は単独で出場すべきであるという考えが強かったです。現に25年ほど前に他部から借りて出場したこともあります。

 前任校での数年前、部員が1人になり2年間大会出場できない時がありました。夏休み彼(Y)を連れて軽井沢・北部連合に合流させてもらいました。そこで目にしたのが遠山監督(現屋代高)田中監督(現伊那北)お二人の若い監督が一生懸命に何区別なく指導している姿でした。私自身心を打たれました。野球の好きな同じ目標を持った生徒が集まり野球に取り組む姿こそ、本来あるべき姿ではないかと思ったのです。

Yが初めて高校野球の舞台に立てたのは2年生の秋。代表決定まで進んだ連合チームの中で彼は「緊張したけど楽しかった」と、はにかんだ笑顔は今でも忘れられません。

連合チームの選手には忍耐力や精神力の強さがあります。練習をするために時間をかけて移動しなければならず、試合をするためには他人の力が必要だということを身をもって理解しているからです。

「野球のできる喜び」を本当に知っているのは彼らだと思います。      栗原

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